教育バウチャー
「経済古典は役に立つ (光文社新書) 竹中平蔵」を読んでいたところフリードマンの項で教育バウチャーの話題が出た。
子供手当などお金をばらまく政策が目立ち、なぜバウチャー制度を導入しないのか。たとえば生活保護費などもバウチャーで配布すればより公平感が出るのではないかと思っていたためにちょっと調べてみた。
まず教育バウチャーをめぐる論争としては以下がある。
教育バウチャーを導入することの是非はいろいろあるが、"学校に対する政府の補助は必要かどうか"がポイントになる。
公立学校につぎ込まれる補助金はどんぶり勘定でつぎ込まれている。本来民間では起こりえない補助金のつぎ込み方は以下のような理由で正当化されている。
- 競争原理の導入は学校を荒廃させる
- お金に差をつけることは教育格差につながる
- 荒廃した学校によろこんでいく先生はいないので悪循環になる
生徒の質は先生の質できまる。現実に先生のレベルにもピンからキリまである。よい先生にはもっと給料を上げてほしいし、どうしようもない先生には退職をしてほしい。
競争しないほうがよい教育を提供できると主張するのはよいが、自分の過去振り返ってると社会人としておかしな先生はかなりいた。そのような事実はどのように考えているのだろうか。