発想法

発想法の話をした。演繹・帰納しか知らなかったが推論の方法としてヒューリスティック・アナロジーアブダクションがあるということ。

発想方法として体系化された仕組みにTRIZ/USITがある。今後調べてみる。

ヒューリスティックは利用しやすい簡便な方法を使って問題を解いていく。その際にそれっぽい仮定を立てておき解法を利用しやすくする。時間をかけてデータを蓄積してより正解に近い解法を用意する。ウイルススキャンはベイズ定理でヒューリスティックを利用している。

アナロジーは物体Xの属性としてa, b, cがある。物体Yの属性としてb, cが成り立つときにaも成り立つと推測する。もちろんb, cが同じだからと言っていつもaが成り立つというはかぎらない。それが推論の弱いところ。

アブダクションは仮説検証。A→B→Cという3段論法があるときにCであるならばBではないかと仮説を立てる。演繹法ではこれはまちがった推論。アブダクションでは推論としてとりあつかう。もちろん検証が必要である。

演繹・帰納アブダクションの違いはこの説明がわかりやすい。
http://i.impressrd.jp/e/2008/02/01/362

パースは推論という作用を演繹(deduction)、帰納(induction)、仮説形成の三つに分け、規則と事例から結果を導きだす推論である演繹、事例と結果から規則を導きだす推論である帰納に対し、規則と結果から事例を導きだす遡及的推論型・仮説形成型の推論をアブダクション(abduction)とした