エンジニアリング業、7月売上高11.5%増 海外で大型案件受注

経済産業省が10日発表した7月の特定サービス産業動態統計(速報)によると、エンジニアリング業の受注高は前年同月比11.5%増と2カ月ぶりにプラスに転じた。海外で高速鉄道や火力発電所の受注があったことに加えて、国内は自動料金収受システム(ETC)が伸びた。

 物品リース業の契約高は11.5%増と、3カ月連続のプラス。主に新型車向けの金型や半導体製造装置、保険業向けの携帯端末が増えた。

 一方、機械等修理業は4.7%減。昨年7月に地上デジタル放送への移行に伴う対応工事が集中したことの反動などが影響した。

 個人向けサービスは、学習塾が2.5%増と2カ月ぶりのプラス。個別指導型の事業所が増えたことで、受講者の獲得につながった。

 一方、結婚式場は18.0%減。昨年に比べて土日、祝日が少なかったことが響いた。映画館は洋画やアニメーション作品のヒット作に恵まれず、8.3%減と3カ月連続マイナスだった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

ETCの売り上げが伸びている。日頃からETCカードを高速道路で利用しているが背景にある仕組みや会社については理解していない。


ETCについての基礎知識はhttp://www.ipa.go.jp/security/fy18/reports/embedded/09_ETC.pdfが詳しい。

技術的にも詳細に記述されている。一冊理解できればETCの達人になれる。

ETC関連のシステムについて簡潔にわかりやすく説明をしているのがOKIである。
ETC料金所システム|公共向け交通・ITSソリューション|OKI


ETC関連の売り上げが伸びているということ。前年同月比の伸びを確認したところ+640%。他の月では多くても130%であるから伸びすぎではないか。

マーケットがトレンドとして拡大しているのではなく、一時的な売り上げが発生したという

詳細なデータが得られるかを調査結果のページで確認してみる。

記事の元ネタは、7月速報からだろう。

ただこの中ではカテゴリは都市・地域開発システムでありETCではない。
そもそも都市・地域開発システムが何の事かもよくわからない。

では統計結果について対象企業を教えてくれるかと思ったら、、、

質問:調査対象の企業、事業所の名簿、個別情報は知ることが出来ますか?
回答: 調査対象の企業、事業所から報告された調査票の内容および調査対象名(調査対象名簿を含む)については、統計法(平成19年法律第53号)により、秘密は厳重に保護されます。従いまして、個別の調査対象の企業、事業所についての内容及び調査対象名簿などについての問い合わせにはお答えできませんので御了承ください。

だそうです。

頑張って調べてみましょう。

ETC関連の仕事を発注する会社は高速道路関連である。そうするとNexco東日本Nexco西日本がおおきなところか。

両社とも工事の入札公告を公開している。
入札公告|調達情報|NEXCO 東日本
入札公告(平成31年1月以前の公告分) | NEXCO 西日本 企業情報

ETC関連の仕事で引っ張ることができず結果がいまいちなので別の落札結果を洗い出す。こちらは官報記載の落札データーベース。ETCで検索をかける
http://bank-db.com/search_rakusatu.php

本日現在で8月13日官報が最新、4月入札の結果のために7月の売り上げはこちらには出ていない可能性がある。

しょうがないので受注側から調べてみる。落札データベースから大き目のところみると三菱、富士、東芝といったところか。

三菱電機株式会社東北支社(宮城県仙台市…[9221万1000円](16)
名古屋電機工業株式会社東北営業所(宮城…[6548万6400円](16)
富士電機株式会社(東京都品川区大崎1-11-…[4億7900万円](16)
日本電気株式会社(東京都港区芝5丁目7-1)[3億3000万円](16)
株式会社東芝 東京都港区芝浦1-1-1[9992万6400円](71、27)
三菱電機株式会社(東京都千代田区丸の内2…[22億5960万円](41)
スズキ株式会社(静岡県浜松市南区高塚町3…[3119万5500円](17)

あまり有用な情報が得られない。

原因としては都市・地域開発システムが何のことか明確ではない。プロダクトがわかってもその企業がわからない。企業がわかっても受注しているのかがわからない。