人を引き付けるタイトルを作るためのテンプレート-サービス編
100式でアピールできるタイトルをカテゴリに分けてその特徴を分析している。
百式さんの手直し例集から学ぶうまいブログ記事タイトルのつけ方 // CIOを目指しつつの8makiのアレ
タイトルの完成形として種類と特徴は理解できた。せっかくだからタイトルを作るためのテンプレートを作ってみる。
いくつか例を見てみる。
フォーマットは2つに分かれる。
- AであるB
- AするB
例を分解してみる
例1を分解してみると4つに分かれている。
無料で商用利用できる | 似たようなサービスとの差別化 |
クレジット表示も不要 | 似たようなサービスとの差別化 |
画像素材検索サイト | それはカテゴリとしては何なのか |
「タダピク」 | 実際のサービス名 |
例2, 3も同じように分解する。
衝撃波を捉えて狙撃手の位置を知らせる | 何をするのか |
「PEARL(小火器用射撃位置探知装置)」 | それはカテゴリとしては何なのか |
実機フォトレビュー | コンテンツの内容 |
名前と生年月日からカンブリア紀の自分の姿をデータ化 | 何をするのか、inputとoutput |
3Dプリンターで出力してくれる | 何をするのか |
「ANOMALIZMO」 | 実際のサービス名 |
まとめると以下のようなテンプレートが出来上がる。
項目 | 説明 | 例 |
サービス・商品名 | 実際に提供されているサービス名 | |
カテゴリ | サービス・商品が属するカテゴリ(前提知識がなくても理解できること | サイト構築ソフト, 電源監視 |
ユーザー | 誰が利用するのか | |
何をするのか | 何をするためのものか, inputとoutputに分ける | |
メリット | それを利用することで何がユーザにとってお得か、よくあるサービスや商品ではユーザーが「お、それはお得だ!」と思わせるメリットがないと食いつかない | 効率を高める |
差別化 | メリットに似ているがこちらは類似との比較に重点を置く, 制限を取っ払っている(金がかかる、大規模、設定が難しい) | 一人でもできる, 小さい会社でも, 無料 |
商品を理解するときには以下の順番で進めると頭に残りやすい
サービス・商品名 | まずは自分がテーマで上げているサービス・商品を覚えてもらう |
カテゴリ | すでに類似商品があるなら、カテゴリを明確にすると興味があるユーザーセグメントを引き付けることができる |
何をするのか | そのサービスはそもそも何をするためのものか |
メリット | ユーザーに対してどのようなメリットがあるのか |
差別化 | 類似商品がすでにある場合には、違う点、わざわざ新しい商品を見てみようと興味付けするポイント |
テンプレートからタイトルをつけるために組み合わせパターンを考えてみる。
似たようなサービスがいくつかあり差別化を図りたい場合
メリット - 差別化 - カテゴリ - サービス
今までにないサービスであり特徴だけでユーザーが食いつきそうな場合
何をするのか - サービス
ポイント
"カテゴリ"を利用する
カテゴリ+サービスはユーザーが直感的に理解できる。しかしマッシュアップだと明確なカテゴリがない。無理にカテゴリにすると混乱するので"何をするのか"でサービスを説明する。
メリットおよび差別化
メリットおよび差別化はすでに類似商品があり、カテゴリが明確だと有効。今までにないサービスについて差別化を強調してもわかりにくくなるだけ。
ユーザーに対してメリットはそれほど強調していない
マーケティングでは機能よりメリットの説明を重視している。しかしネット上で見てみるとメリットを明確に説明しているタイトルは案外少ない。新しいサービスだとライター自身がそのメリットをはっきり認識できないこと、何に利用するのかよくわかんないことが影響しているのか。