Outlookで配布リストからメールを送る方法

Outlookから配布リストを差出人としてメールを送る方法をまとめてみました。

ポイントは以下の2つ

Send As権限が設定されていない場合にはメール送信者を配布リストにして送信すると以下のようなエラーが返ってきます。

このメールは、受信者全員または一部に届きませんでした。

件名: test
送信日時: 2011/12/13 16:01

以下の受信者にメールを配信できません:

山田, 太郎 2011/12/13 16:01
この受信者に送信するアクセス許可がありません。システム管理者に連絡してください。
MSEXCH:MSExchangeIS:/DC=:EXCHMSG01

送信するアクセス許可を与えるためには以下の手順で進めていきます。

まずSend As権限を送信したいユーザに与えます。これは配布リストのセキュリティ設定から与えることができます。ただしデフォルトではセキュリティタブは現れていません。

詳細は以下のサイトを参照

コマンドでSend As権限を与える方法もあります。

これで設定は完了です。ほかの権限を与える必要はありませんが、ここでつまづきます。実際にテストをしても相変わらず送信することはできません。

他の権限を与えなければいけないとか、設定をいじってしまいますが、ほとんどの場合設定はこれで完了しています。

原因はパーミッションがExchangeにキャッシュされていることにあります。ExchangeはActive Directry上のさまざまな情報をキャッシュしています。このキャッシュはデフォルトでは2時間おきにしか更新されません。そのために権限を更新するためには2時間まつかあるいはInformation Store Serviceを再起動する必要があります。

デフォルト値が2時間おきで長い場合にはExchange Serverレジストリを修正することで時間を変えることができます。

上記では14分でキャッシュが更新されるようになっています。