Outlook 2010で認証ポップアップ画面が繰り返しでる問題

会社のMicrosoft Officeを2003/2007から2010にアップグレードしたところ1割ほどのユーザーで認証ポップアップ画面が繰り返しでる問題が発生した。



認証画面は人により頻度にばらつきがある。1日に数回〜送信するたびに画面が表示される。

正しいユーザーIDとパスワードを入力、パスワードを記憶するチェックボックスを有効にしても解決しない。

試行錯誤で試したところhttp接続をしているときに認証が求められることが判明した。http接続を無効にすると問題は発生しない。気になるのは認証方法の違いで回避できるかだがそれはいったんおいとき、グーグル先生で調べてみる。

原因としてはサーバー接続からクライアント側Windows update, IISの設定まで多岐にわたる。

サーバー側でより詳細のログを取る場合の手順が下記に記されている。これによりクライアントとサーバー間でどのような認証が発生しているかeventviewerに表示される。
Random Outlook client authentication prompts. – Exchange server troubleshooting from the field!

Outlook側のプロファイルが壊れている可能性を指摘したケースもある。この場合にはプロファイル再作成で対応する。
http://how-to-outlook.blogspot.in/2012/04/why-outlook-2010-exchange-disconnecting.html

Windows Update後からOutlook 2010のみで発生している場合にはKBがあやしい。
Outlook 2010 authentication pop up box won't go away

KB2553248の公式ページはこちら。
Download Microsoft Outlook 2010 (KB2553248) 32 ビット版 の更新プログラム from Official Microsoft Download Center

そして本命である、IISのautodiscoverから引き起こされている可能性。技術的背景は以下に詳しい。
Outlook continually prompting for username and password | Demazter's Blog

IIS上のフォルダ設定を変更することでフィックスる。
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