問題の発見方法
本や講座ではフレームワークを紹介しているが、そのフレームワークをどの場面で使うか、そのフレームワークのアウトプットかといった利用と結果についてははっきりしない。
ビジネスでありがちなのは、問題ははっきりしないがなんとなく物事とがうまく進まない。分析して問題を明らかにしてほしいといった依頼がある。
問題は現状と理想のギャップである。問題を認識するためには現状を認識し、理想を作りあげる。現状認識のフレームワークはいろいろある。ビジネスに主に使わるのは何か。
ここでカギとなるのは何の現状をみるかである。たとえば会社の現状を明らかにするといった時、それは戦略、財務、業務、製品、組織など多岐にわたる。
フレームワークを駆使するのであれば以下のようになるか。
さらにこのフレームワークを利用する際にはMECE, ロジックツリー, マインドマップなどで完全を目指す。
これで現状が明らかになった。では理想はどうイメージするか。これは難しい。なぜなら想像することができてもそれが到達できるのか、想像は適切なのか判断しかねる。自らの経験や客観的なベンチマークがあれば簡単だが、人と同じことをやっても会社として生き残るのは難しい。
理想を作るには発想が必要になる。ここに問題認識の鍵がある。